「ユビキタス社会とケータイ」シンポジューム
東京大学21世紀COE「次世代ユビキタス情報社会基盤の形成」
第13回シンポジウム

【日時】2007年6月25日(月) 13:00〜17:30
【場所】東京大学武田先端知ビル5階 武田ホール
【住所】〒113-0032 東京都文京区弥生2−11−16
    東京大学本郷キャンパス・弥生地区・武田先端知ビル

13:00〜13:10
  開会挨拶
   吉見俊哉(東京大学大学院情報学環学環長)
13:10〜13:40
  COE拠点リーダー挨拶
   坂村 健(東京大学情報学環境教授、東京大学21世紀COE
        「次世代ユビキタス情報社会基盤の形成」拠点リーダー)

:*概要:集中から分散、PCから非PC, 全てのものがネットワークに接続され、ユビキタス・コンピュータ
 で、人が環境を読み、プライバシィを読むのではない、持ち歩くケータイを「銀座」で試験中の映像をビデオ
 紹介された。

13:40〜15:00
  基調講演「モバイル社会の展望」
   石井威望(ドコモ・モバイル社会研究所所長)

概要
*ミドコンドリア共生革命:生物が進化、効率の良い発電
*葉緑体誕生:熱エンジンが環境問題で発展
*機械とエレクトロニクス、ICの融合で発展
*20代の人のPCの利用が減少し、インターネットケータイが増えた
*個人が情報発信できる時代、動画が一番魅力的, YouTuveのデモ
*仮想社会からリアリティへ

15:10〜15:20
  休憩
15:20〜17:20
  パネルディスカッション「ユビキタス社会のケータイ利用と親子関係」
   パネリスト
    辻 大介(大阪大学大学院人間科学研究科准教授)
    松田美佐 (中央大学文学部准教授)
    遊橋裕泰 (NTTドコモモバイル社会研究所主任研究員)
   コーディネーター
    橋元良明 (東京大学大学院情報学環教授)      

概要:
携帯電話の人口普及率は約80%に達し、とくに10代後半から20代の若年層にあっては携帯電話を利用しない人は皆無に近い。
今や「ケータイ」は音楽、動画、カメラ、財布機能等、考え得るあらゆる情報交換・収集・享受機能を備えたモバイル情報メディアとして、
また片時も手放すことのない身体の一部として利用されている。ケータイは、ユビキタス社会の実現をサポートするごく身近なツールといえよう。
 生活シーンへのケータイの浸透により、我々の生活はどのように変わり、どのような豊かさをもたらされているのか。
ケータイをもつ子ども達が増えることで、親子関係はどのように変わりつつある。
 さらにパネルディスカッションでは、COEプロジェクトで実施した調査データを踏まえ、若手研究者たちがケータイと親子関係の変化
ならびに新たな可能性について実証的な考察・議論が行われた。

*中学生の75%、高校製の100%がケータイ使用、良い点・悪い点が種々あり、親子関係が変わってきた
*親と子供と共にケータイの使い方を考えて進む
*ケータイが多機能になって使われ方が変わってきた
*結論はでなかったが予算の許すかぎり、今後も調査を進める

17:20〜17:30
  閉会挨拶

参考資料
*「ユビキタス社会のケータイ利用と親子関係」報告書(全員へ配布、161ページ)
*NTTドコモ モバイル社会研究所
*後援報告